FlatfishGardenの泡 2nd

KOSHU178の日記

ゴンチチ

都内某所でゴンチチさんのライブを見る。
(実際は席が後ろの方だったため、ほとんどお姿は見えず。)
極上のアコギ・サウンドを堪能。


彼らのライブは初体験だったが、演奏もサウンドもCD通りの素晴らしいクオリティー
ふわふわクラゲが漂うような、それでいてツボをはずさないチチ松村氏の語りとバッキング。
さらにまったりとしたゴンザレス三上氏の語りと丁寧この上ないメロディーライン。
演奏はおそらく出来る事の2割くらいの内容を、余裕を持って進行し、
「大人」な時間がゆったりと流れる。


お客さんの8割くらいがゴンチチ・ライブ初体験という感じなので、
より聴き易さを主眼に置いた内容だったのかもしれない。
アドリブや無理な展開がなく、テーマだけさらっとやって終わる曲が多かった。
そんな中、2曲くらい若干挑戦的な内容の選曲もあった。
出来る事の8割くらいの内容かな?
個人的にはこっちをもっと聴きたかったなぁ。


ともすれば薄れそうになる意識の中、
演奏しているお二人はどう思ってやってるのか考えてしまった。
こういう余裕たっぷりの演奏で満足しているのかなと。
もしかしたら、こういうサウンドを多くの人が望み、アルバムもその方が売れるからなのでは?
などと非常にうがった考えも浮かんでしまったのだが、、、、、おそらく違うだろう。
彼らにとって、9割10割の力を出してがんばって演奏するのは「粋」じゃない
=「とてもカッコ悪いこと」に違いない。
リラックスした中で「間」とか「音色」とか「崩さないメロディーそのもの」を奏でるのが風流。
てことなのだろう。


でも時には演奏者として欲求不満になったりしないのかなあ。
もしや秘密の場所で「裏ゴンチチ」として超絶ライブをやってたりして。
うん、ぜったいやってるぞ。それは何としても見たいな。


・・・そんな勝手な想像をしながらゆったりと堪能しました。(6/27記)