FlatfishGardenの泡 2nd

KOSHU178の日記

ストリートミュージシャン

街でストリートミュージシャンを見かける事が日常的になってきた。


この日の上野公園で聴こえて来たのが「サウンド・オブ・サイレンス」。
かなりの人だかり。中心でフォークギターをかかえた白人が1人で唄っている。
ストリングスも入った豪華なカラオケだなぁ、、、と思ったら違った。
次の曲は「イマジン」だったのだが、、
ピアノの音はフォークギターにつながったRolandギターシンセGR-09。
背中にしょったバスドラム(!)は、左足に取り付けられたペダルにより内側
からビーターが動いて実際に叩かれ、右足につけたペダルはスネアとハイハット
カラオケではなくて、ひとりオーケストラのライブだった。
すげっ。
オケは完璧だし、唄もさすがネイティブスピーカー、雰囲気はばっちり。
よく聴くと「とりあえず唄ってる」感は強いけど、あれだけの事を平行してやってたら
当然そうなるでしょう。
あっぱれな大道芸人でした。写真撮らなかったのが悔やまれます。次回は撮ろう。


この数年ストリートミュージシャンの質がどんどん上がっている気がする。
音楽好きとしては、街に色々な音楽が「生演奏」で流れているのがとても楽しい。
プロの演奏家達もストリートでやりはじめてるとしたら
不況が深刻になり始めた頃のヨーロッパみたいだな。
ロンドンでは、プロの交響楽団の団員有志が宣伝と小遣い稼ぎをかねて
室内楽」を道ばたでやっるなんてのを15年以上前に読んだ記憶がある。
ま、音楽は人を楽しませる「芸」が原点。原点回帰とも言えるか。


一方で、それを楽しいどころか不快に感じる人達もいる。
先日寄った駅前のタバコ屋のおやじさんが(多分)警察に通報の電話中だった。
「なんとか取り締まってもらえませんかね。
 最近は連日なんで、うるさくて迷惑なんですよ。
 決して心地よい音楽じゃないし、
 、、、本人達は気分良いんでしょうけどね。
 嫌いな料理を無理矢理食べさせられるのは苦痛でしょ?」


うむ。それも言えている。。。。