24の瞳
実は映画ではなく10日程前にやってたテレビドラマ版。(黒木瞳主演)
「サウンドオブミュージック」に引き続き、
これまた今さら見てないとは言えない有名作品。
ストーリーも大体知っていたけど、(多分)見たのは初めて。
田舎の分校に赴任した新卒の「おなご先生」と新小学一年生の出会い〜
その1年生達が成長し、男子は戦地に派遣され、貧しい家の女子は奉公に出され、
おなご先生の旦那も赤紙一枚で徴兵され、白い木箱に入って帰ってくる。
それでも最後の言葉は
「(戦争も終わったし)これからはいいことばっかりじゃ。そうに決まっとる!」
というおはなし。
このテレビ版では、いきなり「じゃ、唄おうか」と子供達と先生が唄うシーンが多い。
昔だったら「んな、わざとらしい」と思ったろうが、
サウンドオブミュージックで免疫が出来ている。(構図的にも参考にしていそう。)
それに、「兵隊はきらいだ」とひとこと発しただけで大問題になる時代。
嫌々奉公に出される教え子を目の前にして、それを助けてあげる術のない時代。
戦争に行きたくなくても、赤紙が来た以上、それを逃れる術のない時代。
国の方針に反する言動を少しでもとったら、即座にしょっぴかれる時代。
庶民には「歌を歌う」くらいしか出来る事なんてない。
それが理解出来るから「わざとらしい」感は消える。
文部省推薦のお行儀のいいストーリーかも知れない。
(いや、今は違うな。。。ひょっとして自虐史観と言われるのか?)
今回のテレビ版が、原作や映画版からどの程度アレンジされているか知らない。
だけど、
数少ない『見なくちゃいけないもの』を遅まきながらやっと見たと感じた。
ついでなのでもう少し
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タイトルから「サッチモの名曲が効果的に使われてる映画かな」と思い
録画しておいたら、・・・全然違った。
ナチの陰が忍び寄る第二次世界対戦下のチェコの田舎町の話。
ストーリはリンクから見て頂くとして、映像処理や役者のはまり具合、
ユーモアの配分具合、、全てが良かった。
もちろん事実としての「戦争」のシリアスさを充分に表現しつつの
微妙なさじ加減が絶妙だと感じた。
ハッピーエンド加減も田舎町の話だからか、それ程違和感もない。
質感は「戦場のピアニスト」「アンダーグラウンド」に通じる気がする。
ただし、前者よりはシリアスではなく、後者ほどコミカルでもない。
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ヨーロッパの「戦争って何だったのか?」映画の質感は独特だ。
日本とは違う。もちろんアメリカとは大きく違う。。。
そうそう「ライフイズビューティフル」もこういう雰囲気だった。
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それぞれ内容の詳細を忘れかけているけれど、ここで取り上げた映画は全て自分が「見て良かった」と思ったものばかりです。