FlatfishGardenの泡 2nd

KOSHU178の日記

インディアン、ジプシー、、、、?

先日のトム・ダウドの映画を紹介する文章の中、Sunshine of your loveのリズムを「アメリカ・インディアンの」と書いた。それはトムの言葉がそう聞こえたし(違うかも)、あのドンドッドッド、ドンドッドッド、、という太鼓は、僕らが子供の頃のステロタイプな「インデアン嘘つかない!」のイメージにぴったりだから解り易いこともあって。
しかし、映画の字幕は「アメリ先住民族のリズム」だった。
(字幕で見た時には、ドンドッドッドがぱっと浮かばなかった。)


確かに「アメリカ・インディアン」では「アメリカのインド人」だよね。で、「インディアン」って蔑称なのかな?、、、、自分が彼らだったとすると、、、うん。勝手に侵略者達に「インド人」と名付けられたらイヤだな。やはり「アメリ先住民族」と書いた方が良いのかもしれないな。解りにくい/解り易いは、使われているうちに変わって来るものだし。
でもなぁ。「先住民族」ってのも考えてみるとなんだかなぁな名前。
あの鳥の羽を頭に飾って、ボディーペインティングして、テントからのろしが上がるイメージが湧いてこない。
蔑称でも勘違いでもない呼び方ってないのかなぁ?
彼らは自分達をどう呼んでいたのだろう。


そして、混乱しているのは「ジプシー」。
マカフェリ・ギターで演奏するのは「ジプシー・スウィング」と呼ばれるジャンル。
CDや関連書籍にもそう書いてある。
(あ、ジャン子に関しては絶対続きを書きます。)


90年代の中頃「ジプシーというのは蔑称だから『ロマ』と表現すべき」という話を聞いた事があるので「あれ?」と思った。
ロマの日常を追った「ガッジョ・デイーロ」という映画のサントラ(1998年)のライナーにもそのような事が書いてあった。読み直してみたら、やはりロマと言い換えるべきとある。と同時に、「放浪者」的な意味合いで普通名詞となった『ジプシー』をロマ本人達が積極的に使うケースも英国等で出て来たとも書いてある。
なるほどジプシー・スウィングは、そういう積極的なネーミングとして使われているのだろうと納得。
ところが、つい先日テレビでオンエアされた、映画「TOMMY」でティナ・ターナーが「I'm GYPSY!」と唄っている場面の字幕が「私はロマ!」ってなっていて「ん〜!?ジプシーって唄っているんだからジプシーでいいんじゃないの?放浪者のアシッド・クイーンなんだから。それともやっぱりジプシーは使うべきではない言葉なの?」と解らなくなってしまった。


エスキモーがイヌイットになったりと、呼称は時代時代で変化するものだし、
神経質になり過ぎる必要はないとは思うけど、やっぱりちょっと気になる。
迷える子羊にどなたかアドバイスを。


<追記>
この「イヌイット」をクリックすると
Innuit.
エスキモーの一部族。

と出て来る。そうだったの?
ああ、またもやおいらの勘違い?


ネット辞書で検索したら
<以下引用>
エスキモー:
アメリカインディアンの言葉で、生肉を食べる人、の意》シベリア東端から、アラスカ・カナダ・グリーンランドに至る極北ないし亜極北地帯に住む、モンゴル系の民族。漁労や狩猟で生活するため、移動することが多い。

◆みずからは人間を意味するイヌイット(カナダ)、イヌピアック(北アラスカ)、ユピック(西南アラスカ)などと称する。
<引用終わり>


そうそう、生肉を食べる人って呼ばれるのを本人達は嫌がってるって話をどっかで聞いたんだよな〜。
いかん、、、どつぼにはまってきた。