FlatfishGardenの泡 2nd

KOSHU178の日記

常識は常ならず

7月26日朝日新聞 19面の記事
すり傷は消毒しない方がいい
「傷に『湿潤療法』広がる」 消毒せず よく洗い シートで保湿


この記事に驚いた。傷の手当は、ともかく「消毒する」「乾燥させるためにガーゼをまめに取り替える」だと思って来たのに、「消毒とガーゼは傷が自然に治ろうとするのを妨げる」というのだ。説明を読むと、


1.消毒液は細菌を殺すが、同時に傷口の再生に必要な生きた細胞まで傷つける。
2.傷口からしみ出してくる傷を修復する成分を含む浸出液が、ガーゼにによって乾燥してかさぶたになる。このかさぶたがガーゼにくっついてはがれ、痛い上に治りが悪くなる。


なるほどなんか納得できる。んで、湿潤療法の基本は
「きれいな水でよく洗う」「傷口の潤いを保てる被覆材で覆い、乾燥を防ぐ」
だそうだ。被覆材は市販のものもあるが、ラップにワセリンでもオッケーとのこと。
へえ。こういう「常識」って、時代によって変わるんだな。

昨日までの常識は今日の非常識ってのはよくある。


「太陽を良く浴びて日焼けすると肌が丈夫で元気な子になる」
紫外線が皮膚癌を作るのは今や常識だけど、昨日のテレビに出て来た医者は「子供の頃から直射日光は極力避けるべき」とまで言っていた。日焼け止めを塗らないとプールや海や広場で遊べないとは、面倒な時代になってきた。


「無農薬野菜/果物は体にやさしい」
http://www.yukan-fuji.com/archives/2005/04/post_2038.html
これは友人に教えられてびっくりしたのだが、「無農薬野菜/果物」にアレルギーを持つ人が増えているらしい。非常に興味深い内容の記事です。


「マーガリンや植物油は脂肪が少ないのでコレステロールを増やさない」
http://www.asahi.com/life/update/0817/002.html
これは8月17日朝日朝刊。


「おこげは胃の薬」
最後のは「迷信」の類いだろうけど、私の父親が自分が胃がんだと解った時に言った言葉が忘れられない。
「子供の頃から『おこげは胃の薬』と言われそれを信じて(むしろ)積極的に食べて来たのに、、、『おこげに発癌性がある』なんて今頃言われても・・・・全く逆じゃないか!!」