ヤフー音楽配信開始

ヤフーがソニーやエイベックスなど主要レコード会社で作る音楽配信会社レーベルゲートと提携し、今月中にも７万３０００曲の配信を始めるそうだ。

ついにというかやっとというか。
米国で大きな実績をあげているアップルも黙っていないだろうし、日本でも音楽配信が一気に加速しそうだ。「アルバム」という単位が崩壊してゆく過程が目前に迫っている。

いわゆる「ヒットチャート上位曲」の類いは、そういう流通で十分だという気もする。ただ、それ以外のアーティストが生きにくくなる副作用があるのかどうか？逆に、超メジャーと「手軽に入手できる音楽ファイル」という点では等価になってくるインディーズの音楽にもチャンスがまわってくるのかどうか？よく解らない。

配信された音楽はパソコンや携帯電話での再生が主眼となるだろう。SACDやDVD5.1オーディオなど「高音質化」の流れと全く正反対の方向ではある。この2つを比べたら「配信」需要の方が圧倒的だろうが、後者も平行して進化してゆくのだろう。もともと流行歌と（音楽orオーディオ）”マニア”の音楽は別ものって感じはあったけど、この先、それが非常に極端なものになりそうだ。