FlatfishGardenの泡 2nd

KOSHU178の日記

最近読んだ本

今年は電車に乗る機会が例年になく増えたので本が読める。
電車に乗るのが楽しい〜♪


放送禁止歌 (知恵の森文庫)

放送禁止歌 (知恵の森文庫)

「業界のタブー」は、実は「なんとなく自主規制」がほとんどだった。
上司や同僚からひそひそ声で「それはマズいんだよ」と言われると
特に反論もせずに放送しなくなる、、、
そんな制作者サイドの現場にいた筆者だからこそ、
改めてその根拠を探る道のりは切実だ。
政治、性、同和問題、、その辺が放送禁止歌のメインストリームだが
禁止にされた理由を調べてみると、どうにもバカバカしくて
笑うに笑えない話が相当多いようだ。
そんな中、特に「竹田の子守唄」に関する取材には心が打たれた。


ジプシー 歴史・社会・文化 (平凡社新書)

ジプシー 歴史・社会・文化 (平凡社新書)

「ジプシー」に関して今まで調べた事はなかったけど
おそらく今最も信頼出来る内容の本なのだろうと感じる。
とっつきやすい新書の形態だが内容は非常に濃い。力作!


東京大学のアルバート・アイラー―東大ジャズ講義録・キーワード編

東京大学のアルバート・アイラー―東大ジャズ講義録・キーワード編

同タイトル「歴史編」の続編で
その「歴史編」は「憂鬱と官能を教えた学校」の続編的性格。


この「キーワード編」は主筆の菊地・大谷の他に
ゲスト講師が4名参加していて、さらに視野が広がる感じ。
最後に登場する濱瀬氏に感銘を受ける。
(言っている内容を理解したとは全然言えないけれど)


うつうつひでお日記 (単行本コミックス)

うつうつひでお日記 (単行本コミックス)

吾妻氏、いっぱい本を読んでるんだなぁ。
「何もしてません。事件なし、波乱なし、仕事なし。」
と帯に書いてあるけど、実際はすごく勤勉な方。
膨大な読書、街と女学生の観察、同人誌活動、
流行りのマンガの批評/模写、そしてこの日記!


、、、真面目過ぎて何もできなくなり自分の精神が危うくなる。
今、日本にそういう人はかなり多いのではないだろうか。
吾妻氏はマンガの実績と才能があるから
それにしばられつつ同時に救われている気もする。
そ〜いうのがない場合(の方が圧倒的多数だろう)
相当に生きにくい時代だ。・・という空気感を間接的に感じる。

日本の伝統 (知恵の森文庫)

日本の伝統 (知恵の森文庫)

今日の芸術―時代を創造するものは誰か (光文社知恵の森文庫)

今日の芸術―時代を創造するものは誰か (光文社知恵の森文庫)

芸術と青春 (知恵の森文庫)

芸術と青春 (知恵の森文庫)


これらは春頃読んだんだけど。
太陽の塔」「芸術は爆発だぁ!」「青山・子供の城」
のイメージくらいしかなかった太郎先生。
感性だけでやっているように見えたけど
色々な事を考えてあの領域に達した訳。当たり前だけど。
特に「日本の伝統」は、太郎さんが撮影した縄文式土器の写真も沢山。
私も小学生の頃縄文式土器が好きだったのでワクワク共感。


以上、読んだ事を自分が忘れない為のメモ。