さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)

ベストセラーを買う事に抵抗感のある自分（何故だ！？おそらく著者が受け取る巨額の印税に自分も上乗せするのが悔しいという貧乏根性だな。）が、その魅力的なタイトルに負けてついつい買ってしまった一冊。

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)

サブタイトルまで目がいかなかったので、会計学入門の本とは知らなかった。

つぶれない「さおだけ屋」と
つぶれない「住宅街の真ん中にあるヒマそうな高級フランス料理店」
についての話は実に明快で面白かった。
ネタばれになるのでつぶれない理由は書かないけど、
まぁ「トリビア」を２つ覚えたってことだろう。

肝心のテーマである「会計学」に関しては、もともと興味がないので特に何も感じなかった。「そんなもんかなぁ」程度。感心したのは筆者の文章の解りやすさと、タイトルが端的に表しているように読者の興味を引く切り口の鋭さ。読んだ事はないが、この作者の他の作品のタイトルも尋常じゃなくキャッチーだ。
んで、プロフィールを見るとまだ20代じゃないの。
すごく「できるヤツ」なんだろうな。ちぇっ。（ひがんでどうする？）