FlatfishGardenの泡 2nd

KOSHU178の日記

The Waking Hour


The Waking Hour

The Waking Hour

今日はこれ。
ミックカーンのベースは何とも不思議な独自世界。
20代の頃(暗黒系)舞踏のバック音楽にJAPANの「CANTON」が使われていたのが出会い。あまりのへんてこりんさに、思わず音響さんに「この曲何ですか?」って聞きいたのが1985年頃の事。


どんな風にへんてこりんかを書かなくちゃね。一聴すれば即解るんだけど。


使用楽器はエレクトリック・フレットレスベース。その特性を生かしてグリッサンドを多用するフレージングが非常に独特。ベースはコードのルートを支えるという役という既成概念を壊してくれる。低音のメロディー楽器って感じ。同時にそのタイミングも絶妙なので、ドラムが昔風の(当時としては現代風の)スクエアな打ち込みにもかかわらず、今聴いても新鮮なグルーブを生み出している。フレットレスでメロディックなベースと言えば、まずジャコパスが浮かぶと思うけど、ミックカーンの場合はジャズの語法はほとんど出てこない。もっと素朴な「感性だけで作られたフレーズ」と思われ、それがまた良いのです。