レンズ交換工事2025 その7

メガネを作る(快適なメガネライフは何処に)
*:後ほど読み返してみたら、前回の日記「レンズ交換工事2025 その6」と重複する内容多数。てかほぼ重複。(^^;; )
1:まず右側のメガネ(遠近両用・33%ブルーライトカットあり)
遠くも手元の小さな字も両方バッチリ見える度数にした
「遠近両用に慣れない方もいますが...」
「わたしは遠近両用メガネ歴20年ですよ。大丈夫!」
と断言したのだが、
実際に使ってみると、頭を少し動かしただけで視界の下半分がグニャグニャと歪み気持ち悪く&頭もガンガン痛くなる。これは1分もかけ続けられない。
たまらず、翌日、手元の度数を抑えめにしたものにレンズ交換依頼。
1週間少々で新たなレンズに交換完了。
視界の歪みは許容できる程度に収まった。
が、手術前に使っていたメガネよりも少し小さめのレンズにしたせいか、視界の中のピントがピタリと合うエリアが狭く感じる。つまり、レンズの中のよく見える場所を探すことに苦労する。
このレンズの上下幅は35mm (以前のメガネは40mm)
見え辛い範囲が広いのは運転時に不安である。
運転用に別のメガネを作ることにした。
2:左側のメガネ(遠近両用・ブルーライトカットなし)
今回は広い視野にピントが合うように、
店頭在庫中レンズの上下幅が最も広い45mmタイプにした。
また、ブルーライトカットレンズは世界がかなり”黄色く”見える。
言ってしまえば、白内障手術前の色味に近い。
せっかく眼内レンズ交換工事したのに何だかなぁと感じるので
今回はクリアにしてみた。
少なくともしばらくは世界の”本当の色”を楽しみたいじゃありませんか。
度数はメガネその1と同じ。
改めて検眼してもらったが前回と同じ数値とのこと。
10日ほどで完成。
今回は視野が広い!
フレームが視界に入らず、メガネをかけていないような気持ちにさえなる。
快適〜〜(^-^)
・・・と思っていたのだが...
デスクトップパソコンを使い始めると、ディスプレイ画面がよく見えない。
手元のキーボードは見えるのだが。
んで、気がつきました。
あごを上げ、レンズの下の方からなら見える!
(上目遣いならぬ下目遣い?)
そうか、レンズ上下幅が大きいから、
適切な度数の場所にするために
大きな視線移動をしないといけないし、
中近距離対応エリアがレンズ下方ゆえ
ディスプレイにピントを合わせるには
顔面を斜め上に向けなくてはならないようだ。
45度くらいだろうか。
それは疲れる。首も目も。
どう考えても疲れる。
遠近両用レンズは大きれば大きいほど良い、というものじゃなかった!(^o^;;
不便と感じた小さめのレンズには、
頭をほとんど動かさずともピントが合うという利点があった。
室内では視界の広さよりも焦点距離変更の楽さを重視した方が良さそうである。
3:その3のメガネ発注(中近両用、ブルーライトカットあり)
それではそうしよう、と眼鏡店へ。
その1とその2を作った眼鏡店はレンズ交換2回までは無料
ゆえに、その2を運転&外出用にすると共に
その1のメガネを室内用にするため
レンズを中近両用に再度交換してもらおうとしたら....
レンズの種類(矯正の方向)が違うので無料にならないとのこと。
中近両用レンズは、遠近両用レンズの”遠”に対応する度数を下げたものだと思っていたので、これは私の認識不足。んで、新たなレンズ代と交換手数料を足すと新しいメガネが買える金額に近いことを知る。
ならば、と、より室内使用に適してると思うフレームで新たに作ることに。
色々見ているうちに別の眼鏡店で作ってみることにした。
レンズ下部がフレームなしのタイプ。
パソコン用キーボードがほぼ顔の真下にあるし
きっと手元の作業がより快適になるだろう。
・・なりますように(^^;;
試行錯誤し過ぎかも知れない。でも、メガネは私の今後の人生において本当に大事な相棒だから、きっとこれで良いのだ。(実は今回の手術で申請〜入手した保険給付金があり、今のところ手術代+メガネ代がその中に収まっている。そのおかげで少し気が大きくなっていることは間違いない)
<追記:車の電子インナーミラーは難しい>
老眼さんと単焦点眼内レンズさんに電子インナーミラーは厳しいという話
2月。車のインナーミラー(=ルームミラー)を電子化した。
前後両方向のドライブレコーダー・ディスプレイでもある。
私は後部座席に荷物をたっくさん・・天井までギッシリ・・積み込む事が年に何回かある。その時、ルームミラーは全く役立たない。当然荷物しか見えないのだ。なので、荷物満載でも後方がバッチリ見える電子インナーミラーはずっと前から憧れだった。
その夢が実現して嬉しい!(^-^)!
のだが、しばらくして何かが変だと気がつく。
後方の車がよく見えないのだ。
特に夜間はヘッドライトの光がブワっと広がるばかり。
後方の覆面パトカーが親切に赤色回転灯を点けてくれても気が付かないレベル。
そっか!電子インナーミラーは、目から30cmほどの場所。
むしろ裸眼でないと見えない距離の画像を見なくてはいけないのか〜!
ルームミラーは文字通り鏡。
20m後方の車は焦点距離20mではっきり見えるのだ。
うひゃ〜!うかつだった!!
レンズの上下幅45mmのメガネを運転用にしたのだが、
目から30cmの場所が見えるエリアはレンズ最下部。
運転中はレンズの上部で前方数10メートル先を広く見ているので
そのまま視線をルームミラーに向けても何も見えないのが当たり前。
もし電子ミラーで後方確認したかったら、
顔面を天井に向けレンズ下部で見れば良いのね(^-^)
...なんて、絶〜〜〜対無理!!!
やむを得ず、泣きながら、
まだ全然使っていない電子インナーミラーの上に、
今まで使っていた後付けワイドミラーをくっつけてみる。
はい、見えました。後方視界。
オリジナルルームミラー〜電子ディスプレイ〜後付けワイドミラー
とミラー3段重ね状態になってしまった。
もちろん、年に数度の荷物満載時には最後のミラーを外すつもり。
超ピンボケでも一応後方が広い視野で見えるんだから
その時くらい使わなくちゃ電子ミラーが可哀想過ぎる。
ちなみに、その後付けワイドミラーは、
私が自動車の運転を始めた頃に購入した45年以上前の商品。
もうこれは一生物になるなぁ。
これからもよろしくね。
レンズ交換工事2025 その6

<最初の手術から1ヶ月経過>
*:裸眼視力0.3
矯正視力0.8 両眼で1.0
*:面倒だった1日4回の点眼は終了
今後2〜3ヶ月は朝夕一度ずつに
しかも左右の目薬を分けなくて良いのも嬉しい
3種類の目薬を5分間のインターバルを入れつつ
しかも左右を分けてさすのは少々面倒ではあった
*:寝る時の保護メガネも使用終了。ほっ。
*:遠近両用メガネを作った。
当初はお手元もばっちりの度数にしたのだが
頭を動かすと視界がぐにゃぐにゃと歪みまくり
かけて10秒で頭が痛くなるので使用断念。
”お手元用”の度数を控えめのレンズに作り直してもらった。
それで視界の歪みはほぼ解消。
極端に小さい字は読むのを諦めるか
スマホのカメラで拡大することにする。
*:メガネをかければ遠くも近くもよく見える
昼夜の運転はもちろん、
自宅内でもメガネを常用することになるだろう。
結局パソコンもメガネ利用。
(デスクトップディスプレイとの距離はやはり40cmは欲しい)
アコギ練習時は裸眼で良いけど
ライブはメガネ必須だろう
見え方に慣れるために基本1日中外さないのが良いのかな?
*:洗顔や入浴では当然メガネを外すが
鏡に30cmまで近づけば顔が見えるのは嬉しい。
5cmまで近づくのとは大違いで
髭の剃り残しもチェック可能になった。
旅先でもシャンプーとリンスの見分けが楽になるだろう。
*:大分見え方に慣れてきたので、
”明るい!クリア!”という初期感動はほぼなくなった。
が、今も「雲」の美しさに毎日感動する。
青空に浮かぶ白い雲が輝いていたり
夕空に赤く染まる雲のエッジが輝いていたり
曇が綺麗な冬の日本最高♫と思う。
小学生の頃以来の見え方なのかなぁ。
*:最初のメガネは30%ブルーライトカットで作ったが
街並みや空の色を裸眼と見比べるとかなり”黄色い”。
せっかくレンズ交換工事したのに
白内障と同じ色味では面白くない。少なくとも数ヶ月は
”空や雲やあれやこれやの本当の色”を楽しみたいので、
メガネのレンズはブルーライトカットなしに変更した。
見え方が安定してきたら再度視力検査して
その時の適正度数のレンズに交換する予定。
今の度数のままでOKの可能性も結構ありそう。
<2.14追記>
すっかり「メガネ常用」の生活になってきた。
悩ましいのが、ギターやヴァイオリンを弾く時に
むしろ裸眼の方が手元を見やすいこと。
かといって裸眼だと楽譜や足元のエフェクター表示が読みづらい。
多少手元はボケてても気にせずかけっぱなしが良いのかな。
そんな試行錯誤の日々で眼精疲労気味...目や頭が痛い(^o^;;
状況に合わせた対応方針が決まったら楽になるかなぁ。

レンズ交換工事2025 その5
右目終了後10日目 左目終了後17日目
<単焦点眼内レンズの被写界深度は想像よりも浅かった>
まず、焦点距離が自分が希望していた50cmよりも短い35cm前後になっていることは、結果としてはこれで良かったと思っています。その上での雑感を簡単に記録。

*:30cmまで近づいて見るということはかなりの前傾姿勢。顎の位置が写真の鍵盤の黒鍵あたりまで近づく必要がある。完全な「猫背」態勢。
*:その姿勢だと首や肩は凝るし、ディスプレイに近すぎて目も疲れてしまうしで、長時間の作業は無理だと感じる。
*:かといって椅子に普通に座ると、全ての文字が全然読めなくなる。これは乱視が残っているせいもあるのだろうけれど。目と画面の距離は測っておいた通り50cm前後。背もたれに寄りかかって見るとさらに距離が長くなり、もはや何が何だか分からなくなる。
*:いくら単焦点レンズとはいえ、焦点距離からほんの15〜20cm外れた途端にここまで見えなくなるとは想像していなかった。パソコン作業はもちろん、数メートル離れて見るTVも(くっきりではないにせよ)ある程度は見えるだろうという甘い読みだったので。
*:「老眼」歴長い私(20年以上)、単焦点レンズの感覚は解っているつもりだったが、老眼がある程度ファジーな単焦点だとすれば、単焦点眼内レンズはシビアな単焦点であることを痛感する。これは自分の感覚上のことで、実際は違うのかも知れないけど。ともあれ、ターゲットポイントから5〜10cmずれると(パソコンの通常の大きさの文字が)もう読めない。
*:結局、当初からの希望「デスクトップパソコンを裸眼で操作」することに関して、現時点(2025.1.26)では無理だと感じる。遠近両用もしくは中近両用のメガネを使用する必要があるだろう。眼精疲労や肩こり頭痛防止のためにも。
*:とはいえ、もし希望した通りの50cmの焦点距離になっていたら、印刷物を読んだりスマホを見たり家電製品を使う時など、日常生活で困ることが色々あるだろう。もちろん老眼鏡が必須となる。50cmというのはパソコンを毎日8時間使う職種以外の人にはえらく中途半端な焦点距離だった。私にとっては30cmの場所が裸眼で読めるのは実用的で良かったとは思う。
*:日毎に乱視が強くなっているように感じるのはどういう訳だろう。それとも気のせいなのだろうか?気のせいであることを願う。
以上、今後の見え方がまた変わってくるのかも知れないけれど今感じていることを記録。
レンズ交換工事2025 その4
<右目手術2日後>
術後は順調
本日の検眼:裸眼=0.15 矯正視力=1.0
見え方の感覚もそれに対する感情も、
すぐに慣れて”普通”になるだろうから今日のうちにメモ。
<室内両目裸眼生活開始>
壁に飾った写真をはじめ周囲の様々なものが”ひとまわり大きく”見える。
近眼用メガネが”ひとまわり小さく”していたことを再認識。
目からの距離30〜40cmのものはくっきり見える。
パソコンのディスプレイもOK。
だが、小さい文字は乱視によるチラツキが気になる。
テレビは仮の近視用メガネをかけて見る。
やはり文字が読めないのは困る。時刻表示も読めない。
<街歩き、駅、電車>
仮メガネをかけると、風景の見え方がVHSビデオの映画が4kリマスターされたような感じで、ものすごく良く見える。視力自体はこれまでの矯正視力1.0と変わらないはずなのに、シャープさが全然違う。これで乱視の矯正も入ったら、もうf値1.8の単焦点高級レンズって感じだろう。嬉しい!
ただし、その分というか、メガネを外すと、両眼で見ても「看板の文字」や「人の顔」が全く見えていないことも痛感する。駅ですれ違う人全て目鼻口があるのかないのか判然としないのっぺらぼう。(^o^;; 裸眼0.15なのだから当然なのだが、これまでは0.04の裸眼と比べていたので「すごく良く見える!」気がして舞い上がっていたようだ。昼間であっても車の運転なんてとんでもなかった(汗)。
再びメガネをかけると人の顔がクリアに”見える”。なるほど、みんなそれぞれ違う顔しているのだなと改めて。今までは、遠近両用メガネをかけても、やはりボンヤリとしか人の顔は見えていなかったのだと思う。だから人の顔を覚えられなかったのか。仕方なし。
<今後の予想>
室内:裸眼もしくは中近両用メガネ常用
外出時:遠近両用メガネ常用
(憧れの完全メガネなし生活は、今生では諦め来世に期待)
<目薬、保護メガネ、仮メガネ> 写真参照

手術前:手術3日前から抗菌目薬を朝昼夜就寝前の4回/日点眼
手術後:感染と炎症予防に目薬2種を4回/日、1種を2回/日点眼
手術後の目薬は、左右で共有せず別々の容器から点眼する
それぞれの目薬は5分ほどの間隔をあけて点眼する
かなり時間がかかるし一日中目薬をさし続けている気分
保護メガネ(透明フレーム):
細菌の侵入や無意識に指で押してしまうのを避けるため、手術後1週間は就寝時に着用。メガネをしたまま寝るのは快適ではないが意外と耐えられる。軽くて柔らかいからだろう。
ネットを見ると昼間も着用とする眼科もあり。風でほこりが目に入ったり、何かの拍子に手術間もない目に何かがぶつかることもないことはないだろうから、理にかなっているとは思う。
仮メガネ(黒フレーム):
私のように焦点距離を短くした場合、外歩きや運転には必需品。
ただし、手元の文字は読めなくなるので、その時はメガネを外す必要あり。
また、乱視や左右の視力差は考慮されていないせいか少々疲れる。
早く遠近両用の”本番メガネ”が欲しいけれども、視力が安定するまで1〜2ヶ月待つ必要があるそうな。待ち遠しい。
<その他>
*:洗顔洗髪は手術後3日間は禁止
*:畑仕事や草むしり等、土や葉に触れることは14日間禁止
*:術後の検診は翌日、翌々日、術後5日目の3回
<おまけ>
現在のところこの内容で手術して良かったという気持ちが95%。
5%モヤモヤしているのは、
「乱視矯正つき単焦点眼内レンズをもっと真剣に検討したかった」
ということ。
それにしてたら室内裸眼生活の快適さが段違いだったのでは?...とつい思ってしまう。
1番の理由:パソコンは確かに裸眼でも一応読めるものの、
作業を緻密かつ快適に行うには乱視矯正メガネが必要そうだ...。
将来的に「乱視治療のレイシック」も検討したくなってしまった。
コツコツあちこちサイボーグ化した自分を妄想する初老の日々。
レンズ交換工事2025 その3
<右目工事も完了>

1月16日(木)右目の交換工事無事終了
今回は気持ちに多少余裕が出たのか
手術中に何が起きているのか左目の時よりも”見え”た。
*:”視界が赤くなった”のは光に目がくらんだだけかも
執刀される”前”から視野に薄い赤色が広がっる瞬間があった。
ネットで調べても白内障手術で出血するのは稀とのこと。
右目の時に赤く見えたのは執刀による出血ではなく
ライトの眩しさが赤く見えただけと思われるm(..)m
(やはり、ビビっていたのだろう(^^;;)
*:医師の姿が見えた
瞳孔が開いた状態で強いライトを照らされていても
医師が何かを持って顔面に近づいて来る姿は見えた
(表情までは見えない)
思わずその姿を追ったら「動かないで!」と強く諭された。
無意識に頭まで動かしてしまった模様。
....恐ろしや(^^;;
*:執刀開始後は光しか見えない
その後医師の姿を追うことをやめ、ひたすら強い光を見つめた
その後の過程は左の時と同様だが
油断して緊張感が足りなかったせいか左の時よりも痛いように感じた。
(とはいっても”重い””しみる”という感覚。決して激痛ではない)
手術時間は10分〜15分程度。
<新しい視力についてざっくりと>
1月17日(右目手術翌日)時点
*:視力は0.2くらい
1月17日(金)運転時に使う仮メガネを渡された。
度数が-2.0D。この数値はネットで調べると視力0.2程度用。
ダイソーで売ってる老眼鏡みたいな”吊るし”の近眼用メガネがあるのね。
乱視の矯正はなくても確かに遠くまでよく見える!
*:パソコン作業は裸眼でOK
乱視によるチラツキが多少気にはなるが、
30〜40cmの距離で見ればかなり小さな文字も読める
写真編集もDTMも裸眼でいけるみたい
(まあそのためにこの焦点距離にしたのだけど)
★:瞳孔の状態で見える世界が大きく変わる
「新しい見え方」が時間の経過と共に少しずつ解ってきた。
先週、左目の眼帯を外しての帰宅時
数十メートル先の建物などが
想像以上にはっきりくっきり見えたので
被写界深度が深い!と感激。
『え〜!?単焦点でもこんなに遠くが見えるんだ!?』
『これならメガネなし生活楽勝じゃん?』
とまで期待が膨らんだ。
が、それは、
『晴天の明るい野外で、瞳孔が小さく絞り込まれていた』
ことによって、非常に広い範囲に
ピントがある程度合っていたからのようだ。
つまりカメラの”パンフォーカス”状態
(風景写真や会合の集合写真を撮る時
f=11以上に絞り込むことで
近くも遠くもピンボケにならないようにする)
んで、室内で「テレビの文字見えないわぁ」
「あれ?足元のエフェクターのディスプレイも読めない」
とがっかりしたのは、野外に比べて暗い室内、
瞳孔が自動的に”絞り開放”近くなるからなのだろう。
レンズ交換カメラでf=1.8等”開放”にすると
きれいな前ボケができるし、ターゲットの背景は
ほとんど何だか判らないくらい”ボケる”のと同じ。
カメラの単焦点レンズは”きれいなボケ”が売りだが
単焦点眼内レンズを装着した私の新しい目も、
あまり明るくない場所だと瞳孔が開放状態になり、
その結果、30〜40cmの焦点距離の前後が
”きれいにボケる”のだと納得。
つまり、光量が少ない、夜間運転や薄暗いライブハウスでは
メガネを使用しないと事故や転倒の危険があるということ。
(1/19 追記:車の運転は明るい昼間でも無理だと分かった。”その4”参照)
想像以上に瞳孔の状態に見え方が左右されることを
常に意識する必要がありそうだ。
(シニアになってから得たカメラの知識が
自分の身体の理解にも役立つなぁ)
★:写真は最近使っているZOOMエフェクター。
自室でチェックしてみると
やはり立奏(目からディスプレイまで約1.4m)では
数字も文字も全く読めない。
座っていても(同、約1m)ほぼ読めない。
プログラム変える度にしゃがみ込むのも面倒なので
ギター演奏は従来と変わらずの「メガネ姿」になりそう。
*:明日と来週火曜に術後のチェックして今回の工事はひとまず完了
*:見え方が安定して来る約1ヶ月後に再度検眼して
乱視や遠近両用などを加味してカスタマイズしたメガネを作る予定。
以上
2つ目のレンズ交換翌日に記す 2025.1.17

レンズ交換工事2025 その2
<左目の工事から5日後>
1月14日(火)術後3回目の検診
左目の術後は順調。
焦点距離は35cmくらい。
被写界深度は浅いが
裸眼でも遠方が意外と良く見える
(0.05の左目と比べると..だけど)
色温度が左右同じと感じたのは気のせいだった。
やはり黄色系から白へ明るくなっている。
特に晴天野外では左右の差が大きく感じる。
セピア色の古写真を色調補正した感じ。
ただし少し暗い室内だとさほど大きな差は感じず。
検眼は、乱視と近眼のレンズを使用しないと輪の切れ目が見えない。
使用すればよく見える。1.0くらいかな。
『あこがれの”日常裸眼生活”』については
微妙...というより無理かも知れないと思い始めている
例えば、外出すれば車に乗らずとも
駅の行き先表示や店の看板等々を見る上で
メガネが欲しくなるだろう。
足元に置いたギターエフェクターのディスプレイも
立奏裸眼では読めなそうだ。
3m離れた場所から見る32inchテレビも
少なくとも現状だと大きい文字ですら全く読めない。
パソコンやスマホを見る時は(そこに合わせたので)
メガネは必要ないはずだが
それ以外のほぼ全ての場面で必要となると
いちいち掛けたり外したりするのが面倒になることは容易に想像できる。
結局、遠近両用メガネを
複数(室内用、町徘徊用、運転用etc.)作って
かけっぱなしにするのが一番楽そうな気がする。
もちろん、
お古の自前レンズにあった白濁がなくなり
”ど近眼”が”普通の近眼”になるので
世界がパッと明るくクリアになることは間違いない。
夜の運転だって快適になるだろう。
多焦点よりもはっきり見える単焦点レンズにしたことに後悔はないし、
気分の基調は相変わらず「ワクワク♫I can't wait♪」(^-^)
両目再開眼が待ち遠しい!のです。
・・・膨らみ過ぎた裸眼生活への期待と
見えてきた工事後の新たな世界の
わずかなギャップが気になって
心が揺れている日記。でした。
レンズ交換工事2025
レンズ交換工事2025
2025年新年早々のトピックは
白濁した自前レンズの交換工事。
この工事は大抵の場合一生に一度らしいので
簡単に記録しておこう。
まずは昨日(2025.1/9)左のみ交換。
手術そのものは10分〜15分程度だったろうか。
事前に3度(おそらく)麻酔と瞳孔を開く点眼をした後
頭髪をまとめる使い捨ての帽子とエプロン(手術着)を着て手術室へ。
ベッドではなく歯科用のような椅子。
血圧計、心電図用端子、パルスオキシメーターが腕&指に装着される。
瞳孔が開いるので手術用のライトがとても眩しい。
さらなる消毒の後「では始めます」の声と共に
視界がパッと赤(といっても薄い赤)に染まる。
シュール。
ガガガガという超音波?レーザー?音の
ノイズ消しと思われる無機質な電子音と
ポップスアレンジされたクラシック系BGMが混ざって聴こえる
強い痛みはないものの、
今我が身に起きていることを考えるとクラクラする。
そして、ある瞬間に目前が灰色の世界になった
「あ、今、レンズ粉砕完了したな...」と思う。
その後(多分)吸引〜消毒の後レンズ挿入。
強い痛みは皆無だが「ちょっと重く感じますよ」
の言葉通りの感覚が目にある。
実際の時間以上に感じた手術は終了し帰宅。
本日(1/10)も通院し検眼、視力検査、問診。
経過は順調とのこと。眼帯も外れた。
近眼で高校時代には0.1を切っていた視力
その後も乱視や老眼や白内障や諸々の経年劣化により
本当に性能が悪くなっていた。
裸眼だと両眼とも0.05くらい。
メガネをかけても夜間の運転は本当に怖い。
矯正視力の数値は1.0くらいはキープしてきたが
曇りガラスを通して見ているようなものなので、
対向車のヘッドライトが拡散して滲むし、
逆に暗がりは光量が少なくて真っ暗になってしまう。
写真アプリでコントラストを強くしすぎた感じ。
眼科からの帰路
右目と左目、街の見え方を比べてキョロキョロする。
思ったよりも遠くまで見える
=単焦点とはいえ、
前ボケ後ろボケの度合いは想像ほどでもない
<追記:ターゲット焦点距離は50cmにしてもらいました。
デスクトップパソコンをメガネなしで使用するために。
よって、車の運転をする場合や、映画館で映画を観る時
CDの小さな文字を読みたいときは
それぞれのためのメガネが必要。
視力が安定するまでに1ヶ月ほどかかるので
そういったメガネを作るのはその頃になるとのこと>
<追記の追記:
1月12日の時点で左目の焦点距離を探ってみると
30cm〜35cmくらいのようです。
本を読んだりパソコン見たりするには、むしろ
そのくらいの方が実用的で良さそう。
一方、その30cmよりも近かったり遠かったりする場所は
今までの遠近両用メガネを右目にかけた方がずっとよく見える。
これは想定通りだし当然なのだけど何となく少しガッカリ(^^;>
なにしろ明るい 色温度も高くなる
暖色から寒色 黄色から青
今日の見え方を写真で表現すると
こんな感じのビフォア(右目ナウ)&アフター(左目ナウ)
<色温度の追記
3日後になると、左右の差が当初よりも少なく感じる。
つまり左目がちょっと赤色方向に、
右目がちょっと青色方向になったような印象。
単純に慣れてしまってインパクトが薄まったのか。
はたまたもしかしたら、左右の差を少なくするように
脳内で調整が始まっているのか?>
実際の左には乱視が残っているので
ここまでクリアではないけれども...
(細かい文字は二重に見えたりする)
それでも、中学時代以来・・・50年ぶり?の裸眼生活が目前という実感あり
ワクワクするなというのが無理でしょう
<1月13日追記>
両目の工事完了後、乱視の具合がどうかによっては、
やはりメガネな日常になるかも知れないと思い始めています。


トラックボール買替え

2023年12月26日の日記
トラックボールが不調になったので買替え
2015-2023年てことは8年か...10年使いたかったけど
まあがんばった方なのかな
税込10,800円はトラックボールとしては安くはないが
20年以上毎日使っているので
もはや他のディバイスには移れない感じ
左がOLD 右がNew 新旧そっくり
しかしよく見るとKensingtonのロゴが
単なるプリント文字にグレードダウンしている
Kensingtonのトラックボールを使い始めた頃は
小さなボタンが10個くらいついており
アプリごとに様々なショートカットを割り振って
便利に使っていたのだけど...
その機種はとっくに廃盤になってしまった
これまたグレードダウン
別のより良いものができているのだろうか?
トラックパッド、タッチパネル、
悪くはないんだろうけど...
やっぱりブラインドタッチが楽な
物理ボタンに勝る方法はないのではなかろうか
道具はどんどん進化する一方だと信じていた20世紀
コスパ至上主義の結果
トラックボールに限らずあれこれと
グレードダウンしている気がする21世紀前期
地震、事故 2024
2024年日本の幕開けは
元旦に発生した能登半島大地震と
2日に起きた羽田空港事故という
大災害で始まってしまった
国外を見れば
2023年10月に開始されたイスラエルのガザ攻撃も
2022年2月に開始されたロシアのウクライナ侵攻も
ちっとも終わりそうにない
神様仏様その他の皆様
諸行無常は充分わかったので
あまりいじめないでよ
...でも、自然災害&(どこかに過失はあったかもにせよ)事故である日本の悲劇と、為政者が熟慮の上(?)命令し軍を動かし殺し破壊している後者の悲劇は、結果として壊滅的に破壊された光景が多少似ているとしても全く意味が違う。
何故人類の叡智で
せめて後者をとめられないのだろうか
ねえ神様仏様その他の皆様
「特別な一日」カルメンマキ・山下洋輔・水谷浩章 2023年12月17日(金)@つくばカピオホール

「特別な一日」カルメンマキ・山下洋輔・水谷浩章
2023年12月17日(金)@つくばカピオ
に行った。TXだと松戸からこんなに近いのね筑波学園都市。(しかし築年数浅いのに何故に走行車内ノイズがあそまで大きい?)
開催数日前AKUAKUの野口さんから「来れるの?」と連絡もらった時、「もうチケットとってありますよ〜」と答えられたのは何だかちょっと嬉しかった。実は前後の予定や若干の体調不良もあって行くかどうか少々迷っており、チケット購入が直前になってしまったので。しかし野口さんが企画主催した「特別な一日」はやっぱりやっぱり特別な一日となったし、その場に立ち会えて本当に良かったと思う。

コンサートはマキさんによる寺山修司の詩の朗読と楽曲歌唱が交互に行われて進行した。ロックやジャズといったカテゴリーに収まらない”音楽”、いや音楽というジャンルにも収まりきらない表現。さらに言ってしまえば、お三方の演奏も舞台美術もシルエットで目撃できた生花パフォーマンスも、ロビーで行われた諸団体の出店選択も、AKUAKUと縁があったりなかったりする人々にこの空間で数時間の体験を共有させることも...そんな全てが、野口さんによる一夜限りのスペシャルな”複合表現の場”。特別な一日。
マキさんの”語り”は時にリズムや音程も加わってそして再び語りに戻り。無垢な幼女から少女、妙齢女性、老婆そして死者の声までもを一瞬にして行き来する変幻自在のボイス( とはいっても声優さんとか俳優さんのようにいかにもなキャラを演出するということではなく、聴き手が自然とそれらを感じ取るような塩梅で) 。 長年の活動継続があってこその深さ面白さ。そして、この日の山下さんのピアノは、いつものイメージよりもよりシンプルで透明度が高かく何ともロマンチックなサウンド。さらにその巨星ふたりを紡ぐ役割(編曲)に水谷さんが全身全霊をかけて関わっていることを強く感じるのは、随所で展開タイミングを知らせるキューの仕草が眼差しが動きが何とも優しく喜びに満ちていたから。また、水谷さんから発せられる典型的なウッドベース音以外の様々なサウンドも3人の世界をより効果的に深めていった。(矢野顕子トリオで、ベース音以外の多彩な音をも積極的に操って3人の世界を広げることに大いに貢献していたウィル・リーを想起させた)
マキさん72歳、山下さん81歳、水谷さん60歳(?)。年齢を重ねてもこんな風に新たな表現への挑戦が可能であることを見せつけられる。先駆者は最初からそしてずっと先駆者であり続けるものなのだなぁとこの日も感じ入る。このお三方に限らずだけど。
ロビーにてニワコヤ出店していた風煉ダンス笠原くんと会う。とびきり美味しいジンジャーティーを飲みながら雑談。
「今回AKUAKUのことを色々考えていたら、僕が20歳の時にソロ舞踏をやった際、光秀さんに”ロンリーウーマン”のソロギター弾いてもらったことをふと思い出したんですよ。当時みんな高柳さんのロンリーウーマンが大好きで何度も繰り返し聴いてましたよね...」
あ、、完全に忘れてた。けど、そう言われてみると弾いたような気がする40年前。未だにジャズのジャの字も弾けない僕の自由過ぎるロンリーウーマン...想像するだけでもなんちゃって過ぎて赤面発汗(大汗)。でもまあ、自分なりの感情と若気の至りにせよ何らかの思い込みを音に込めることに全力は尽くした...はず・・とはいえスマホなき時代ゆえ記録が残っていないことにほっとする。ホットジンジャー美味しいし。
その笠原くんのニワコヤで作られたこのクッキー、パッケージも含めて出来が良過ぎて封を開けられないじゃないの。困ったものだ。(^^)

当てにならない我が記憶では、この壁画に変える前後の1年間AKUAKUで僕はバイトしていた。”前衛的・アングラ的な外観では怖がって誰も入ってこない。さわやかさと親しみやすさで、まずは店に入りやすく”てな長時間の議論をぼんやり聞いてたような気がする。・・・でも店内は、別段爽やかにならなかった気も。そして、入店したカップルが店内の暗さ怪しさに「あ...」という言葉を発してすぐに出ていったのを目撃したことが何度もあるような。...話を作っている可能性は...ある。ともあれ1年間。へっぽこウェイターとして、そしてほぼ全てのジャズライブで音響担当をさせてもらえた。音響といっても6chくらいの簡易ミキサー。しかしこの時の”日本のジャズ”体験は本当に鮮烈でそのラインナップは..(中略)
そんなことを思い出し始めると、初老者の常でさらに極めて個人的回想モードに落ちていく。マキさんのライブといったら欣也くんを思い出さざる得ない...といっても彼を知る人は出身高校の同級生だけ。それ書く意味ある? 私の日記なのだからこれで良いのだ...良いのか?...良いのだ...良いのか?(以降ミニマルなループ)
続きはここに後日追記予定。
それが12年後にならないようにしたいとは思っている。
12年後だとしても別に誰も困らない訳だけど。